マカッサルからウイングスエアを利用してトラジャ空港に到着しました。ここから車で約1時間をかけて、トラジャ観光の中心地であるランテパオに向かいます。
タナ・トラジャは、インドネシアのスラウェシ島の中心地にあり、標高800mの高原地帯に位置しています。ランテパオ(Rantepao)は「天空の町」と呼ばれる美しい小さな町で、トラジャ族が多く住んでいます。
トラジャ族は、20世紀まで外界から隔離された自治権を持ち、アニミズムを信仰していました。しかし、1900年代初頭にキリスト教の布教を目的としたオランダの宣教師が訪れたことで、彼らの信仰も変わりました。現在では、キリスト教とアニミズムが共存する特異な文化を持っています。
1970年代から観光地として開かれ、多くの観光客がこの地域を訪れるようになりました。ランテパオの中心街では、ホテル、レストラン、土産物屋が並び、訪れる人々を楽しませています。特に、水牛を生贄とする壮大な死葬儀式が観光の目玉となっています。
今回の滞在地はランテパオの中心から南に5kmほど進んだ場所にあるトラジャミシリアナホテル(toraja misiliana hotel)です。
サダン川沿いの静かな地域に位置するこのホテルは、舟形の高床式住居で知られるトンコナンが特徴的です。
100室以上の客室が点在しており、その多くは外国からの観光客で占められています。
ホテルは様々な施設を提供しており、レストラン、プール、スパ、結婚式場などがあります。
ロビーでウエルカムドリンクをいただきながらチェックインして部屋に案内されると、大きめなベッドがありテレビと冷蔵庫が備わってました。
ウエルカム・フルーツがちょっとうれしい感じです。
奥には、バスタブとトイレが備わっていますが、ホテルの中でも一番古い部屋のタイプだったようで、レトロ感たっぷりでした。
ちょっと清掃が行き届いていない感じもありますが、地方のホテルなので、仕方ないかなと諦めるレベルでした。
ホテルの敷地内は非常に広く、田んぼが広がる風景が目を楽しませてくれます。
1周歩くだけでもその広さに驚きました。
ホテルの入り口近くには、小さなスーパー、お土産屋、パン屋があり、お菓子やビールも売っていました。
ちょうどピンクの水牛が散歩していました。
ピンクと黒もまだら模様の牛はかなり高値で取引されます。これからトラジャ旅する中でこの水牛たちを多く見ることになります。
このホテルを拠点にトラジャの文化と伝統を体験する旅がこれから始まります。この旅から得られる深い洞察と新しい体験に期待が膨らみます。