インドネシアでの営業活動が本格的になってきまして、自動車が欲しいねということになり、カーディーラーを訪問することになりました。インドネシアでしか売っていない日本車として「アバンザ」「ヴェロズ」を見てきました。
インドネシアで人気の小型MPVである「アバンザ」は11月10日にフルモデルチェンジしました。2003年に初代アバンザが登場してから今回の新型アバンザが3代目となるようです。高級モデルの「ヴェロズ」も同時発売となりました。
さすが、インドネシアで人気の車種のフルモデルチェンジとなったアバンザ・ヴェロズですが、11月の受注が8,000台を超え、先日行われた自動車展示会GIIASでもヴェロズが823台、アバンザが711台を成約させるなど人気は絶大です。
インドネシア政府は12月末までに期間、排気量が1500cc以下の対象車種の新車購入時にかかる奢侈(しゃし)税100%免除を実施していてお買い得感があります。
奢侈(しゃし)税とは、いわゆる贅沢なものを買う場合に税金を取りましょうという税金です。もはや自動車は生活必需の一部ですがインドネシアでは贅沢品扱いとなっています。今回の免税は新型コロナウイルス拡大で、自動車の販売台数が減速してしまったため、一時的に奢侈(しゃし)税を免税とし、需要拡大景気回復を狙っています。
アバンザは1300cc、1500ccのエンジンですので、免税の対象車種となっています。税金が安く、人気のモデルチェンジが重なり買う条件が揃いました!
早速、トヨタ系ディーラーに訪問して実物を見てきました。新型アバンザはこのモデル初のFFレイアウトとなり、全長とホイルベースを拡大させ後方座席の空間が広くなっています。
外観はシャープなヘッドランプと大きなグリルが特徴で、顔つきがシャープとなりました。最近の流行の外観となっています。
内装も充実していて、センターに9インチのモニターが鎮座しています、デジタルメーターや電子パーキングブレーキなどが標準装備されています。
アバンサ目的で来ているのですが、試乗車はヴェロズのTSS(トヨタセーフティセンス)仕様の一番高いモデルでした。1500ccのCVTタイプで4人乗車でも加速がなめらかで、車内も静かです。インドネシアで運転できる免許がないので、後ろ座席に乗りましたが、運転席と助手席の後方座席が内側になっている関係上、後ろに座った時の空間が広くなりシートの質感も良く乗り心地が良くなっています。右折左折バックの度に周りの状況を把握できる360度カメラが搭載されています。TSSは自動で危険を回避できるらしく、渋滞やバイクなどの多い状態でどこまで発揮できるかはちょっとわかりませんが、安全装置がついているのは安心感があります。
今回目当てのアバンザ1500ccCVTタイプが、現金一括払い257,600,000ルピア(約206万円)、試乗したヴェロズ1500ccCVT TSSタイプが、310,800,000ルピア(約248万円)です。インドネシアではディーラーの値引きはないようで、これ以上の交渉ができず、1年間の保険がついて、4年間のメンテナンスが無料と言っていました。インドネシアの保険やメンテナンスの内容がよくわからないのですが、国によって販売方法も違うことが判りました。
税金分安いのは魅力的ですので、購入予定ですが一度冷静になって決めたいと思います。