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ジャカルタ渋滞状況世界ランキングで30位に

オランダのトムトム社が発表した最新のレポートによると、ジャカルタは世界の渋滞都市ランキングで30位に位置しており、前年の29位からわずかに順位を下げました。

世界渋滞ランキングとは

世界の交通状況の調査結果をまとめた年次レポート「トムトム・トラフィック・インデックス(TOMTOM TRAFFIC INDEX)」2024年公開版(調査対象期間:2023年1月1日~2023年12月31日、調査対象:世界55カ国387都市)を発表しました。トムトム社は、ナビゲーションシステムやスマートフォンから集められた膨大なデータを基に、世界各都市の交通状況を分析しています。6億台以上のカーナビゲーションシステムとスマートフォンから収集される交通データに基づき分析されています。トムトムは各都市について、2023年にネットワーク全体で走行した数百万キロメートルの距離から、1キロメートルあたりの平均所要時間を算出しています。これにより、2023年における10キロメートルの移動にかかる平均時間を推定することができるため、各都市を相互に比較し、前年比の傾向を評価することができます。車両の走行距離や時間を考慮に入れ、都市間の比較を可能にしています。これは、市内の交通量や道路状況を反映した重要な指標となります。

ジャカルタは世界30位

2022年に29位であったジャカルタは2023年には30位へとひとつランクを下げた。トムトム交通指数によると、ジャカルタは交通渋滞がひどい首都だと思われがちですが、実際には、渋滞がさらにひどい国の首都はまだたくさんあるようです。

2023年のジャカルタの平均的な移動時間が、10キロメートルを走行するのに平均で23分20秒かかったと報告されました。特に注目すべき点は、ジャカルタでの10キロメートルの移動にかかる平均時間が、2022年と比較して40秒増加したことです。ランキングは下がりましたが、実際は、2022年よりも渋滞は悪化しているようです。レポートによると、ジャカルタの移動時間の増加には、道路網や交通量、速度制限などが影響を及ぼしています。これらの静的要因と動的要因の組み合わせが、移動時間に影響を与えているようです。

ジャカルタの渋滞改善策

ジャカルタの交通状況を改善させるために、公共交通の整備と拡張など、複数の要因が考えられます。トランスジャカルタ(BRT)や地下鉄(MRT)、軽量高架鉄道(LRT)の整備により、市民の移動手段が多様化し、道路の混雑が多少緩和されつつあります。ジャカルタのような急速に発展する大都市では、効果的な交通政策が不可欠です。都市の発展に伴い、人口と自動車の利用者が増加するため、交通渋滞の緩和は市民生活の質を高めるために重要な課題となります。

ジャカルタの渋滞状況は今後も変化し続けるでしょう。都市の成長に伴い新たな課題が生じる可能性がありますが、持続可能な交通政策と市民の協力によって、より快適な都市環境が実現されることを期待されます。

詳しい情報はこちらからどうぞ

https://www.tomtom.com/traffic-index/

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。