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【インドネシア】州営バス・トランスジャカルタは意外と快適だった!

ブンダランHIバス停2階の新スポットである展望台を見学し終えました。せっかくバス停に来ていますのでバスに乗ってホテルまで帰ることにしました。実は今回がジャカルタ滞在で初めてのトランスジャカルタに乗車することになりました。

トランスジャカルタとは

トランスジャカルタはジャカルタ市内を13路線で網羅するバス路線となります。ジャカルタ特別州が運営するバス会社で、道路中央部に設けられたバス専用レーンを走行することで渋滞を回避できることが最大の特徴で2004年に運行開始しました。駅のホームのような高床式の停留所が設けられていて、運賃は改札を出ない限りどこまで乗車しても3,500ルピア(約30円)と激安価格でジャカルタ市内の移動が可能です。バス路線の総延長は250Kmを超えていて世界一のBRT(バス・ラピッド・トランジットBRT=Bus Rapid Transit)となりました。朝から夜遅くまで運行しているので移動には最適なのですが、どうしても外国人にはわかりにくく積極的に利用されない乗り物のようです。

乗らず嫌い

2014年から幾度となくジャカルタには訪れていますが、実は1度もトランスジャカルタに乗車したことがありませんでした。いろいろな方にジャカルタ市内の移動に関しては、「タクシーを使った方が安全である」という言葉をずっと言い聞かされてきました。当時からトランスジャカルタの存在はもちろん知っていて、タクシーに乗りながらバスを眺めてはいたのですが、バス乗り場は大勢の乗客でいつもいっぱいで、外国人はバスに乗った瞬間にスリに会うという話でした。確かに運賃が安いのでいろいろな方がバスを利用されているので、何が起きてもおかしくはない状態です。バスに乗ったらいつの間にか財布を盗まれるといった噂の記憶が頭の片隅にずっとあって、ジャカルタ移動はほとんどがタクシーでした。2018年のアジア大会、2019年のジャカルタ地下鉄MRT開業とともにジャカルタ中心部が都会化して、トランスジャカルタのバス停もきれいになった感じがしていました。

電子マネーカードが必要

トランスジャカルタに乗車する場合は、自動改札機に電子マネーカードをかざして改札の中に入ります。切符自体が無いので、乗車にはインドネシアの銀行などが発売する電子マネーカード(BCAのFlazz、BNIのTap Cash、Manditiのe moneyなど)が必要となります。インドネシア滞在では必須のカードで1枚あると便利です。いつもBNIのタップキャッシュカードを愛用しています。携帯を使ったモバイルバンキングを通じていつでもチャージできるので本当に楽で便利です。電子マネーカードはトランスジャカルタ乗車だけでなく、通勤電車、駐車場の支払い、高速道路の支払いなど全て1枚のカードで支払いが可能です。

トランスジャカルタに乗ってみた

なにしろ、初めてジャカルタでトランスジャカルタのバスに乗るのでどきどきしますが、ブンダランHIバス停は、改装工事がほとんど終了していて、かなりきれいなバス停に生まれ変わりました。

すでに2階の展望台に入る際に、改札の中に入っているので1階部分のバス乗り場からバスに乗るだけです。ここから、ブロックM~ジャカルタコタ線に乗ることにします。時刻表などはなく、基本路線では5~10分の一定間隔で運行されてますので長時間待つことはありません。

およそ2台分が連結されたバスが到着しました。

BRTだからこそできる長編成のバスとなります。ブンダランHIを乗車した際には、かなりのお客さんが乗っていました。ぎゅうぎゅう詰めのラッシュの時間ではありませんが、カバンをしっかり持って中に入ります。

トランスジャカルタは、各バス停に停車するため、日本のバスのような降車ボタンなどはありません。見ていると、バス停には止まりますがお客がいないとわかるとすぐにドアが閉まり停車時間がとても短いので、降りたいバス停が近づいたら早目に扉付近まで移動しないといけません。特に車内が混雑している時は、「Turun!(降りる)」と叫ばないと次のバス停まで行く羽目になります。

バスレーンで快適

ブンダランHIバス停から宿泊しているノボテル・ガチャマダがある、オリモ・バス停まで乗車していきます。バスレーンを通っていくため車をすり抜けていきます。バスレーンだからといって途中にある信号が赤になれば停止するなど、車と変わらないところもあります。乗り心地が悪い訳でもなく、他路線のトランスジャカルタの乗り換えバス停であるハルモニ・セントラルを過ぎると座席に座ることができました。意外と早く目的地であるオリモ・バス停に到着です。

ここからホテルまでは歩いて数分で到着することができます。

乗ってみると便利

トランスジャカルタは初めての方にはなかなか使いにくい乗り物だと思われるかもしれませんが、系統を理解して、乗るバス停と降りるバス停をチェックすれば、意外と便利な乗り物と感じました。身の危険のようなこともなく陰気臭いところもありませんでした。ブロックMとジャカルタコタを結ぶ路線に関してはジャカルタ一の幹線バス路線なので、今後MRT地下鉄が延伸されるまでは利用機会が増えそうです。

トランスジャカルタの路線図

路線図はこちらからどうぞ

http://transjakarta.co.id/peta-rute/

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。