インドネシアは、1月24日からシンガポールとシンガポールに近いバタム島・ビンタン島で観光客の受け入れを再開となりました。今回新型コロナウイルス感染が低い国・地域間で入国規制を緩和するトラベル・バブル方式が導入されました。入国に際してはシンガポールに居住する人で条件があるので、一部の人に限定とはなっていますが今後トラベル・バブルの運用拡大が期待されます。
インドネシアのバタム島、ビンタン島はシンガポールから船に乗って1時間程度で到着できるシンガポール人には人気の観光地です。シンガポールに比べ食べ物やビールなどインドネシアの物価が安く、ホテルやゴルフ場なども充実しているので新型コロナ感染拡大前は、週末になるとシンガポールから大勢の観光客がバタム・ビンタンに訪れていました。
今回導入されたトラベル・バブル方式は、試験的な意味合いもあるのでしょうが、観光での入国の条件は厳しくはなっています。
受け入れ港として、バタム島のノングサプラ港、ビンタン島のテラニ港のフェリー港を経由することになっています。
旅行する場合は以下の条件になります。
バタム、ビンタン両島とシンガポール間のトラベル・バブル導入はこれまで、両国の新型コロナ感染状況の悪化によって、複数回延期されていましたが、今月からようやく開始することになりました。バタム・ビンタン島が所属するリアウ諸島州のアンサル知事は「リアウ諸島州のワクチン接種率は非常に高く、バタム島及びビンタン島のリゾート地には政府の新型コロナ対策アプリと連携した検査機関も備え観光客の受け入れは可能」と説明しています。
現在、リアウ諸島州にも活動制限(PPKM)のレベル1が発動中となっていますが、感染拡大してレベルが上昇した際には、トラベル・バブルを中止する可能性もあるとしています。
過去に2回ほどシンガポールからバタム島に訪問したことがありますが、船で国境を渡るのですが、シンガポール=インドネシア間を手軽に移動できたので今回のトラベル・バブルの適用条件が緩和されるのを期待したいところです。