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【インドネシア渡航】カリマンタン島ポンティアナックへ行くその3!赤道上に立つ

カリマンタン島ポンティアナックは赤道が通る街として有名です。世界的にも珍しい赤道記念碑があります。人生で初めて赤道の上に立つことができました。

赤道が通過する国

世界的に赤道が通る国は、全部で14か国あります。

  • サントメ・プリンシペ
  • ガボン
  • コンゴ共和国
  • コンゴ民主共和国
  • ウガンダ
  • ケニア
  • ソマリア
  • インドネシア
  • エクアドル
  • コロンビア
  • ブラジル
  • モルディブ
  • キリバス
  • アメリカ合衆国(米国領有小離島のジャーヴィス島が赤道のすぐ南にあります)

インドネシアでは次の島に赤道が通っています。

  • バトゥ諸島、スマトラ島、リンガ諸島
  • カリマンタン島
  • スラウェシ島
  • カヨア島、ハルマヘラ島、グベ島

インドネシアは赤道が通る陸地が多いのですが、都市となるとポンティアナックだけになります。赤道直下に一番アクセスしやすく、赤道記念碑があるので赤道に行った記念になります。

日本からですと、なかなか行こうとも思わない場所になりますので、インドネシア駐在でせっかくのポンティアナック訪問なので赤道体験に行くことになりました。

赤道記念碑(Tugu Khatulistiwa)

ポンティアナックの中心から10Kmほど離れたランダック川の近くにあります。車で25分ほど走ると到着することができます。赤道記念碑は意外とひっそりとした場所に建っていて、うっかりすると通過してしまいそうになります。入り口で駐車料金を払えば入場は無料です。

まず目に入るのが大きな記念碑となります。この記念碑は1928年にオランダの地理学者が率いる地理探検隊によって建設されました。当時は衛星やGPSなどがありませんので、天文学の知識で星座などを見ながら観察していました。その後、1938年にインドネシアの建築家によって今の形になったようです。その後1990年に元の記念碑を保存するためのドームをつくって記念碑5倍の大きさにしたものが外から見た記念碑となります。

円と矢印が特徴の記念碑で、矢印の下の板には 109 20′ 00” OLVGRと書いてあり東経の位置を示しています。

早速記念碑の中に入ってみます。最初に記帳してくださいとスタッフに言われます。日本から来たというと快く受け入れてくれます。中はドームになっていて中心に最初の記念碑があります。

記念碑の中には記念碑にそって色が変わったタイルがあり、そこが赤道を意味していると聞いて今赤道の上に立っていることを実感します。

卵が立つ

赤道上は立つとふらつきや、体重が軽くなるなど、色々な現象が起こると言われていますがまったくそんな事はなく、何も変化は感じられませんでした。しかし、卵が赤道上では立つということで卵を買って行こうと思っていましたが、そんな心配は無用で、卵を立てたい観光客向けにちゃんと用意してありました。さっそく、卵を立てたいと思います。意外とコツがいるのですが、簡単に立てることができました。

赤道体験としては、なかなかおもしろく良い記念になりました。

実は赤道は別の場所

2005年にGPSを使って正確な赤道を測定したらしく、現在の記念碑の位置は、北緯 0 度 0 分 3.809 秒です。東経109度19分19.9秒とのことです。

google earth

正確な赤道の位置は、記念碑から川に向かって117mのところになるそうです。

現在は、地球儀のモニュメントが建設されていますので、正確な赤道はこちらとなりますのでお見逃しなく。実は、これを知らずに一度立ち去ってしまったのですが、お土産を買うついでに、再度訪問して赤道の場所を確認し直しました。

赤道土産

赤道記念碑が、ほんとうの赤道でなかったという、笑えない事実を聞きながら、赤道記念のお土産を買うことにしました。本当は赤道証明書などがもらえるそうなのですが、見つけることができませんでした。お土産屋や食堂などが数件あり、記念碑に一番近いお土産屋に入ります。

記念碑のミニュチュアなどもありましたが、荷物になるので今回はやめました。

記念にTシャツを買っていくことにします。シャツにKhatulistiwa(赤道)と書いてあるものにします。1着65,000ルピアと激安でした。

赤道ロマン

「赤道に立つ」そんなに他の場所と変わらないのですが、なんとなくロマンを感じます。小学生の頃、地球儀を見ながら赤道はどこ?など探していましたが、実際現場に来ることで実感が湧いていきます。

ポンティアナックは、他の国や地域でもよりも市内中心部から近く安全で簡単にアクセスできますし、ジャカルタから日帰りでも来ることが可能です。インドネシアに訪問した際には、ポンティアナック赤道体験など組みいれても良いのではないでしょうか。地理好きにはたまらない場所です。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。