ウブドにてアリヤ・アルカナンタ・リゾートを出発して、バリの文化の中心地であるサラスワティ寺院とウブド王宮についての魅力をお伝えします。
一日は、サラスワティ寺院(Pura Taman Kemuda Saraswati)から始まりました。寺院への道は美しい池に浮かぶ蓮の花に囲まれ、静寂と神秘的な雰囲気で包まれています。
それは、一歩寺院の領域に踏み入れるとすぐに日常を忘れさせ、あたかも異次元へと足を踏み入れたかのような感覚に襲われます。池に囲まれた場所に建てられていることから、ウブドの「ウォーターパレス(水の宮殿)」とも呼ばれ池に囲まれた涼しげな空気感が印象的です
サラスワティ寺院は、ヒンドゥー教の知識と学問の女神であるサラスヴァティが奉納されています。石の彫刻、池の蓮、美しく描かれた神々の壁画など、寺院の各所にその姿を見ることができます。
ここでの祈りや瞑想は、穏やかな気持ちにさせてくれます。寺院はウブドの町を散歩するのにちょうどよい寄り道の場所で観光や写真撮影にぴったりの場所です。入場無料でさっと見学できるのが良い感じです。
寺院の後方には、カフェ「ロータスカフェ」があり、美しい池を見下ろしながらコーヒーや地元の料理を味わうことができますが、まだウブドに到着したばかりですので、次なる目的地ウブド王宮へと足を運びました。
ウブドにはこれまで何度も訪問していますが、今回実は、じっくりウブド王宮を見学したのが初めてになります。ウブド王宮(プリサレン・Puri Saren Agung)はウブドの中心部にあり、かつてのウブド王政時代には政治経済の中心地でした。
現在も王族の子孫たちが暮らしていますが、一部は一般公開され、当時の華やかな暮らしが伺えます。
この王宮の特徴はその絶妙なバリ建築で、細部まで丁寧に彫られた石や木の装飾が見事です。宮殿の中心部は一般公開されていないものの、前庭とそのすばらしい建築物を見学することができます。
観光地の中心らしく、多くの観光客が大きな門の前などで記念写真を撮影しています。夜になるとこの場所で舞踊なども見れるようです。
王宮の近くには、ウブド市場もあり、ここでバリの工芸品や食品を購入することができます。バリの伝統的な布、石鹸、スパイス、彫刻など、バリの日常生活や文化を体感するには完璧な場所ですが、とにかくウブドは人が多くて車やバイクが渋滞して、やはりバリ観光の中心だなと感じます。週末ということもあり、ちょっと賑やかすぎてウブドをゆっくり散策するには、暑さもありちょっと雰囲気が違う感じもしたので、昼食をかねて休憩する場所を探しました。
ウブド王宮から1本奥に入った道の途中に入り口でバビサテを焼いているグライ&サテバビ・パクデボゲル(Gulai & Sate Babi PakdeBogel)に入ることにしました。
以前にも訪れたことがありますが、その美味しさに引き寄せられて再訪です。
お店の入り口の間口は狭いのですが、奥に中庭のようにホロがっていて、多くのお客で賑わっていました。
昼のウブドはちょっと歩くだけで汗が出るので、ビールで喉を潤します。
お店の看板料理である。バビサテ(豚の串焼き)とグライ(カレー)とご飯のセットをいただきます。インドネシアでは、串焼きとカレーがセットになっている店が多く相性が抜群で最高の組み合わせです。
ビールも進み、汗もだいぶ引いてきたところで、次の目的地であるタマンアユン寺院に移動したいと思います。