インドネシアはワクチン生産国ではない国として、国内のコロナウイルスワクチン接種のニーズを満たすために、さまざまな国から輸入されたワクチンの供給を増やし続けています。
インドネシア財務省の報告によると、8月23日までに2億199万回分のワクチンを輸入しました。
ワクチンの輸入量は多い順で下記の数量となっています。
インドネシアは集団免疫を達成するためにワクチン接種目標を設定しました。
現時点では、208,265,720人インドネシアの全人口の75%を超える数です。
予防接種の対象は12歳以上となっていて、接種目標に向けて早期に達成できるように市民に呼びかけています。
1回目のワクチン接種した人数 59,426,934人 目標に対して16.02%
2回目のワクチン接種した人数 33,357,249人 目標に対して28.53%
医療従事者に対しては、3回目のワクチン接種も行っていて、既に50万人近くの医療従事者が3回目接種を完了しています。(医療従事者の接種目標 1,468,764人)
9月には、インドネシア国内ではまだ使用されていない米国の米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナウイルスワクチンが9月にオランダから到着する予定となっています。
さらに、インドネシア保健省の医薬品食品監督庁(BPOM)はロシアで開発された「スプートニクV」に緊急使用許可をだしました。
これで、インドネシアは、中国製2種類、米国製3種類、英国製、ロシア製と様々な国で製造されているワクチンを接種することになりそうです。ある意味、これだけの種類をかき集めて自国への接種を強化するインドネシア政府の意気込みには感心します。
感染者数は、ここのところ減少傾向ですが、引き続き死者数は1日1,000人を超えておりいち早く多くの市民にワクチンを届けて欲しいですね。