インドネシアの国内線でジャワ・バリ島への移動する際に、PCR検査とワクチン接種が義務化されました。これにより、駐在員が日本に帰国できない事態が発生しています。
インドネシア政府の急な移動制限強化により、大混乱となっています。
インドネシアの地方にいる駐在員や出張者にとって、ジャカルタへ行かないと日本行きに国際線に乗れない状況ですが、ジャカルタ空港トランジットの際にも、ワクチン接種が必要となり、大騒ぎとなっています。
インドネシアの感染急拡大に伴い、日系企業の一部は駐在員や家族を日本に一時退避させるなどの対応を取り始めているさなか、今回のワクチン接種証明の義務付け措置は、帰りたくても帰れない事態となっています。
インドネシアでの中国製ワクチンの接種が始まっていますが、中国ワクチンは打ちたくないなどで、日本に一時帰国してワクチン接種を希望する人が多いと聞きます。
日本政府も、8月から一時帰国者に対して羽田空港や成田空港でワクチン接種できる事業を開始するとのアナウンスがありました。
この規制強化により、一時帰国を断念しないといけない事態にもなっているようです。
明日7月6日から、インドネシア政府は水際対策を強化するため、外国人が入国する際PCR検査の陰性結果に加え、ワクチンを2回接種している証明を義務付ける方針だそうです。
入国後に必要だった5日間の隔離期間は3日間の延長で合計8日間になりました。入国時と7日目にPCR検査を受け陰性であれば隔離がなくなります。
7月1日のコロナの新規感染が2万7913人と過去最高を更新してしまいました。デルタ株が急速に広まっているとみられ、7月3日からジャワ島とバリ島で商業施設を原則営業停止、100%在宅勤務にするなど行動制限を強化しています。
新型コロナウイルスのワクチン接種について、マカッサル市では7月1日以降に日本人に対する接種が各保健所等で開始される予定のようです。接種を希望する場合は、在マカッサル領事事務所に接種希望者名簿を提出してから、決定するそうですが、接種時期は未定だそうです。
接種可能年齢:19歳以上の者
ワクチンの種類:中国シノバック社製ワクチン又は英国アストラゼネカ社製ワクチンのいずれか(自分で指定することは不可)
接種の時期や場所:未定。今後調整
接種費用:無料
ワクチン接種が可能のようですが、いつになるかわからないということでした。
今回の制限によって、予定がかなり狂いました。なんとか、ワクチンを打って帰国できるようにするしかありません。
どう騒いでも、状況が良くなるわけではありませんので、マカッサルの夕陽を見ながらビールを飲んで考えるとします。
また、現地情報をアップデイトしたいと思います。