インドネシア人は、明るくフレンドリーで楽観的な性格の人が多いです。国によって恋愛観や結婚観は多種多様で、その国の文化や宗教上の違いがありますので、お付き合いする際に、あらかじめ相手の恋愛観や結婚観を知っておくと上手に立ち回りができます。
今回は、インドネシア人の恋愛観と結婚観をご紹介します。
インドネシア人男性は、人前で怒ることを悪いことと思っています。自分の感情をコントロールできないことは、恥じるべきことと考えているからです。イライラや怒りといった感情をコントロールするアンガーマネジメントが自然にできていると言えるでしょう。
インドネシア人男性は、みんな優しい性格です。インドネシア人男性は、女性に対して常にレディファーストです。荷物を持ってあげたり、建物に入る際は必ず女性を優先してくれます。またデートでは食事など細やかな気配りをしてくれるスマートさが魅力です。
インドネシアでは男性は積極的にアプローチを行います。携帯電話で気軽に連絡が取れることもあり、 電話やメール、SNSを駆使して女性に連絡をマメにしまくりますし、返信も早いです。
甘い恋のささやきをするような情熱的な面があります。喜ばせるためにたくさんの愛を伝えたり、歌のプレゼントをしたりとロマンティストでもあります。
一方で、連絡がすぐに帰ってこないと不安になってしまうのか メールをすぐ返さなかったことで嫉妬するなど、 しつこさも持ち合わせています。
インドネシア人男性は、特に初対面の女性には特にシャイです。はにかんだ表情を見せる事も多いです。笑顔を振りまいてくれますが、照れているのか、レストランで話かけても、なかなか会話が続かないことが多いようです。
一度打ち解けると、優しい面が現れてきます。冗談などを言って笑わせてくれるケースもたくさんあります。
イスラム教は「一夫多妻制」を認められている教えがあります。「裕福な人は貧しい人に富みを与えなければいけない」という教えから、恵まれない女性を助ける意味で一夫多妻制があるようです。
当然浮気は厳禁ですが、インドネシア人の女性に、バツ一の人が非常に多いことからもわかる通り、浮気をする男性が多いです。
インドネシア人の女性は、恋愛に慎重です。宗教的に男性との接触が制限されているため、一度の恋愛が真剣勝負になります。恋人ができると、とことん情熱的になり独占欲と嫉妬心が強く、異性と仲良くしていたり帰りが遅いと「いつも私だけを見て!」とやきもちを妬き、こまめな連絡で束縛したりします。
インドネシア人の女性は、とにかくおしゃべりが大好きです。インドネシアでカフェやレストランに行くと、おしゃべりに没頭している光景をよく見かけます。仕事中もよくおしゃべりをします。
インドネシア人の女性は、自分のことが大好きで、とにかく自撮りが大好きです。SNSに自撮り写真が沢山アップされているので、友人関係になるとビックリするかもしれません。
インドネシア人の女性は、あまり料理が好きではないようです。インドネシア料理は、日本と違って手のこんだものがあまりありません。そのため、女性の料理のバリエーションや頻度も少ないです。
アヤムゴレン(鳥の唐揚)やナシゴレン(炒飯)、イカンバカール(焼き魚)といった、素材に少し手を加えた料理がほとんどのようです。食事は外食をすることが多くなります。
イスラム教徒の教えでは、結婚するまで、迂闊な愛情表現もできません。そのため、結婚を夢見た結果、恋愛体質になってしまうようです。
イスラム教では基本的に「婚前交渉禁止」となり、未婚のカップルによる性行為が禁止されています。つまり、独身女性が住んでいるアパートには、男性の入室禁止です。入室できたとしても、未婚の男女はドアを閉めることが許されず、 みんなから丸見えの状態で話をしなければなりません。
未婚のインドネシア人の若者の間では、異性を部屋に呼ぶときはドアを開けたままにしておき、「やましいことはない」ということをオープンにしておくそうです。
いくら自分たちにその気がなくとも、周囲からの目が厳しいインドネシアでは「異性と2人きり」というシチュエーションは難しいものがあります。
インドネシアは「付き合う=結婚前提」という考え方を持つ人が多いので、付き合う時点で相手の両親との挨拶を済ませるということも珍しくありません。
万が一相手の親に気にいってもらえないと、相手から振られることもあるそうです。別れる理由に「恋人の両親に反対された」があります。親に反対されるとなると、お互いどんなに想いあっていてもそれを受けいれなければいけません。両親のアドバイスは素直に聞き入れるのがインドネシア人の恋愛文化です。
付き合う上で問題となる点に宗教があります。インドネシアの法律上では、信仰が違う宗教同士は結婚ができません。結婚前提で付き合うことが多いので、宗教が違う場合は自然と恋愛対象から外れます。
もし、ヒンドゥ教のバリ人がムスリムの人と結婚するとき、相手がイスラム教を信仰している場合には、イスラム教を信仰しないといけません。ただ、強制的に信仰するものではなく、基本的に形式だけでお酒や豚肉は食べて問題ありません。
インドネシア人は男女問わず恋愛に情熱的です。付き合い方は日本人と比べると奥手かもしれません。結婚となると宗教や家族のハードルは高いようですが、愛があればどんな壁でも乗り越えられる精神を持っています。
インドネシア人に恋をしたらぜひ参考にしてください。