スペイン・ビーゴの滞在で本場タコ料理を堪能!

Indonesia

ビーゴ、ガリシア州の美しい港町での滞在は、まさにタコ料理を味わう絶好の機会でした。ビーゴでのシーフード展示会が無事に終了した後、私たちは街中のレストランで本場のタコ料理を堪能しました。

コンセマール展示会の模様                                                                 

「24回国際冷凍シーフード展示会・コンセマール2023」がビーゴ空港近くの大きな会場で開催されました。

会場内は、スペインを中心にした海産製品関連の業者たちで賑わい、最新の市場動向や製品が豊富に展示されていました。約700社が出展し、中でもタコ専門の業者は65社程度。

スペインは、日本を超えてタコの生産・消費国としての地位を確立しています。この展示会で、私たちは日本の市場とは異なるタコの新しい側面や可能性を発見しました。海外の展示会は、ラテン系のカジュアルで楽しい雰囲気が漂い、ビジネスを進めながらも親交を深めることができました。

伝統的なタコ料理「ポルボ・ア・フェイラ」

ビーゴの滞在中、特に楽しみにしていたのは、タコの本場ガリシア地方の象徴的な料理「ポルボ・ア・フェイラ」を食べに行くことです。この料理名は、「正統派のタコ料理」という意味合いを持ち、かつては市場や祭りで主に提供される料理として親しまれてきました。後に「ポルボ・ア・フェイラ」はスペイン全土に広まり、一般的にプルポ・ア・ラ・ガジェーガつまり「ガリシア風」のタコとして呼ばれるようになりました。

ガリシア地方の伝統的な食文化の中で、タコは非常に重要な位置を占めています。海に囲まれたこの地域は、新鮮な海産物が豊富に取れるため、タコをはじめとするさまざまな海の幸を使用した料理が発展してきました。

「ポルボ・ア・フェイラ」の調理法は、一見シンプルに見えますが、実はその中に深い伝統と技が込められています。タコは十分に柔らかくなるまで茹でられ、その後、オリーブオイル、岩塩、そしてスパイシーなパプリカを振りかけて提供されます。特に、ガリシア地方特有のスモークパプリカは、この料理に深みと独特の香りをもたらします。

この料理を最も美味しく仕上げるためのコツは、茹でる際の火加減と時間。生のタコは独特の弾力がありますが、適切な時間茹で続けることで、その弾力を保ちつつも柔らかさを増すことができます。また、適切に茹で上げた後は、オリーブオイルでしっかりと味を閉じ込めることで、タコ本来の旨味を最大限に引き出します。

「ポルボ・ア・フェイラ」は、ガリシア地方の祭りや市場、家庭の食卓で長く愛されてきた料理です。その歴史は古く、古代ギリシャ時代からこの地でタコが食されていたとも言われています。ガリシア地方では、タコを食することは、豊かな海と土地、そして歴史を感じることができる特別な瞬間となります。

この伝統的な料理を味わうことで、ビーゴの歴史や文化、そして人々の生活に少し触れることができたように感じました。この滞在は、私たちにとって非常に価値のあるものとなりました。

また、ガリシアではタコの入手が非常に容易く、また安価であったことから祭りで多く用いられたという話もあります。地元の伝承では、この料理は男性の力を高める効果があるとも言われています。

今回タコを食べたお店はこちらです。

NaBeira.Vigo

 

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