スペイン、ビーゴでの滞在を終え、最終目的地であるバルセロナに移動することになりました。今回、スペインの西から東に横断するのは、バルセロナを拠点とする格安航空会社のブエリング航空で一気に移動します。
ブエリング(Vueling)航空は、スペインのバルセロナを拠点とする格安航空会社です。2004年に設立された比較的新しい航空会社で、現在はヨーロッパ、アジア、アフリカの155都市に直行便を運航しています。また、パリ・オルリー空港やローマ・フィウミチーノ空港などにもハブ空港を持っています。ブエリング航空は、主要なヨーロッパ都市への格安航空券を提供しており、多くの旅行者に利用されています。ヨーロッパ内を飛行機で移動したことがある人なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。やはり決め手は価格です。ほんとうに安いです。ただし、その分欠点もあり、口コミによれば、遅延や欠航が多く、荷物が届かないこともあります。スペインのフラッグキャリアはイベリア航空ですが、ビーゴからバルセロナ行きはブエリングしかありません。仮に遅延があっても大丈夫なように、移動だけの日程にしました。事前にブエリング航空のウェブサイトで予約したので、間違いはないと思いますが、ビーゴ空港に向かいたいと思います。
ビーゴ空港への移動は、市内バスを利用することにしました。宿泊していたゲストハウスからバス停まで近かったので、事前にバス停に行き、路線とバスの出発時間などを入念に調べておきました。バス停で地元の方に尋ねると、空港までは30分、1.49ユーロで行けるとのこと。大きな荷物があったので、タクシーでの移動も考えたのですが、格安のバスで移動することにしました。
バルセロナ行きのフライトは、朝9時発なので、7時頃に出発のバスで移動すれば良いと思い、すっかりそのスケジュールでいました。時刻通りに空港行きのバスが7時過ぎに来て、まだ日の出前の暗い中で出発していきました。
何度か市内のバス停を停車し、順調に空港まで到着しました。バスも空いており、こんな朝早く空港に行く人はいないのかと心配しましたが、ターミナルの前までちゃんと到着しました。
30分の乗車で、1.49ユーロはとても安く快適でした。
ビーゴ空港に到着して、出発案内を見てみると、どうみてもバルセロナ行きは午後1時発にしか見えません。
空港内は閑散としています。飛行機の出発が朝9時発だと完全に勘違いしていて、6時間も早く空港に到着してしまったことを、空港に着いてようやく自覚しました。
やってしまったと思いましたが、ここからどうすることもできないので、ラウンジでゆっくりしようとも考えましたが、預け荷物がありカウンターが閉まっているので、制限エリアに入ることもできず、途方に暮れました。
空港内には、たまたま大きなカフェがあり、座席もゆったりしていたので、ここでパンとコーヒーを買ってカウンターが開くまで待つことにしました。
こんなに朝早く慌ててバスに乗ることはありませんでしたが、これも経験の一つということで、空港でゆっくりしながら、飛行機の出発を待つことにしました。