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ブトン島バナブンギ港からワカトビ諸島へ!チャンティカ号で辿る穏やかな船旅

高速船チャンティカ号でワンギワンギ島へ

バナブンギ港からワカトビ諸島のワンギワンギ島へ向かう旅が始まりました。今回の移動手段は「チャンティカ号」。名前からして可愛らしい印象を受ける船ですが、この高速船はバウバウとワンギワンギ島を結ぶ重要な路線であり、島々を繋ぐライフラインでもあります。

約80キロという距離を、船で2時間半かけて移動します。船に乗るのは久しぶりですが、海上を進む感覚は飛行機とはまた違う落ち着きを感じさせてくれるものです。

11時20分頃から乗船が始まり、乗客は30名ほどと、余裕のある人数でした。

定員より少なめの乗客数だったおかげで、座席に十分な空きがあり、快適に過ごせそうです。

船内に入ると、リクライニングシートが並んだVIP席が目に入り、エアコンも効いており清潔感もあります。一番前の座席に座り、船が出発するまでの間、目の前の広がる海を眺めて気分を落ち着かせました。

VIP席には30席ほどありましたが、乗客はわずか4人だけで、まるでプライベートクルーズのような贅沢な空間が広がっていました。

一方、エコノミー席はやや年季を感じさせる部分もありましたが、シート自体はしっかりしていて、乗客が過ごすのには問題なさそうです。

船内には軽食を提供する売店もあり、カップ麺やコーヒーなどが手軽に購入できるのも便利です。船が11時30分に出発し、予定より45分遅れましたが、出発の時点で海は穏やかで波もほとんどないため、揺れも少なく、快適な船旅がスタートしました。

船旅の様子と島への物資輸送

チャンティカ号は、時速33キロのスピードで進んでいきます。この移動速度は、急ぐことなく周囲の景色や海の広がりを堪能するのにちょうど良い速さで、穏やかな海を進む船内の雰囲気はとてもリラックスしています。船窓から差し込む太陽の光が波に反射し、キラキラと輝く水面を見ながら、島々を巡る旅の魅力を感じます。

この高速船は、乗客だけでなく、ワカトビ諸島への生活物資の輸送にも使われています。出発前、港でバイクや自動車用のパーツ、さらには道路標識などが積み込まれる光景を見かけました。

これらの物資は、ワンギワンギ島での日常生活に欠かせないものであり、島々のライフラインとしてこの船が大切な役割を果たしていることがわかります。

私たち乗客の他にも、様々な荷物が運ばれており、チャンティカ号が単なる交通手段ではなく、島々の人々の生活を支える要となっているのだと実感しました。

船の後方にはデッキがあり、そこから外に出て新鮮な海風を感じることができます。青い空と澄んだ海、時折見える小さな無人島の風景が、旅の心を癒してくれます。デッキでは、他の乗客たちもリラックスした様子で海風を楽しんでおり、島への到着を待ちながら、それぞれの時間を過ごしているようでした。船内ではゆったりとした空気感が漂っています。

ワンギワンギ島のワンチ港に到着

14時ちょうど、チャンティカ号はワンギワンギ島のワンチ港に到着しました。桟橋は現在工事中で、船は仮設の桟橋に接岸します。船を降りると、砂利が敷かれた桟橋が広がっており、一時的な設備ながら安全に下船することができました。少し整備中の港の雰囲気が旅情を感じさせ、ここから始まる島での滞在にワクワク感が高まります。

船を降りると、早速タクシーの呼び込みがありました。港にはいつもタクシーの運転手たちが待機しています。しかし、今回は漁業組合のスタッフが港まで迎えに来てくれていたため、スムーズに移動することができました。慣れたスタッフの案内のおかげで、初めての場所でも安心して次の目的地へ進むことができます。

今回の滞在先は「ウィサタビーチホテル」です。ワンギワンギ島は今回で2回目の訪問で、前回も同じホテルに宿泊しており、安心して利用できることが嬉しいです。ホテルは港からなんと車で1分の場所に位置しており、船旅で少し疲れた体をすぐに休めることができる立地は非常にありがたいです。港のすぐ隣にあるホテルは、滞在をスムーズにスタートさせるための理想的なロケーションです。

ウィサタビーチホテルでの滞在開始

ウィサタビーチホテルは、地元の人々にも親しまれている宿泊施設で、観光客にとっても人気のあるホテルです。今回は、デラックスルームに宿泊することにしました。1泊440,000ルピアという非常にリーズナブルな料金で、清潔感があり、快適に過ごすことができる部屋です。事前に予約もできましたが、実際に部屋を見て選ぶこともでき、柔軟な対応が可能な点が魅力です。

ホテルは、海岸沿いに建てられていて広々とした空間と海を見渡せるバルコニーが印象的でした。

ホテルのバルコニーから見える景色は、ワンギワンギ島の海の青さを一望でき、まるで自分だけのプライベートビーチのような感覚を味わえます。

海風が心地よく、静かで穏やかな環境の中でリラックスすることができ、旅の疲れもすぐに癒されそうです。

ウィサタビーチホテルは、観光スポットにも近く、滞在中に島の散策や地元の文化を感じることができる絶好の拠点となります。ホテル周辺には小さなレストランやカフェも点在しており、地元の味を楽しむこともできそうです。また、漁業組合のスタッフとも連絡が取りやすく、これからの滞在で様々なサポートを受けられることも心強いです。

これから始まるワカトビでの離島ライフは、自然と文化、そして現地の人々との交流を楽しむ貴重な体験となるでしょう。ワンギワンギ島での滞在がどんな冒険になるのか、期待に胸が膨らみます。この島での新しい発見と感動を求めて、いよいよ本格的な離島生活がスタートします。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。