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初めてのWhooshビジネスクラス体験!ファーストクラスとの乗り比べで見えた違いとは?

今回のバンドン旅行の帰り道では、ジャカルタ・バンドン高速鉄道「Whoosh」のビジネスクラスに初めて乗車することにしました。行きはファーストクラスを体験したため、ビジネスクラスとの違いを感じる絶好の機会です。高速鉄道の利便性や快適さは多くの人に支持されており、その乗り心地は一体どのようなものか、ワクワクしながら乗車しました。今回は、パダララン駅からの乗り換えの様子や、ビジネスクラスの座席の特徴、ファーストクラスとの比較を通じて、Whooshのビジネスクラス体験をご紹介します。

パダララン駅での乗り換え

バンドンでの滞在を終え、フィーダー列車でパダララン駅に到着しました。ここは、在来線と高速鉄道Whooshの乗り換え拠点として新たに設計された駅です。

パダララン駅は、ジャカルタ・バンドン高速鉄道の利用客が乗り換える際に非常に便利な場所で、今回の私もここで初めてビジネスクラスに乗り換えます。行きはファーストクラスに乗車していたので、帰りのビジネスクラスでその違いを体験するのが楽しみでした。

パダララン駅の待合所は驚くほど広々としており想像を超える混雑ぶりでした。フィーダー列車から降りた乗客だけでなく、パダララン駅から直接Whooshに乗車する人々も多く、その人気ぶりを実感しました。特に週末は多くの乗客が利用するため、駅の賑わいは一層感じられます。列車に乗り継ぐ際、QRコードをかざして改札を抜け、跨線橋を渡り反対側のホームに移動するのですが、時間があまりないためスムーズな動作が求められました。

ホームに到着すると、すでに多くの乗客が待っており、Whooshが来るのを今か今かと待っている状態です。今回の乗車は1号車のビジネスクラス、これは先頭車両に位置しており、列車が到着する瞬間のワクワク感が高まります。列車がゆっくりと駅に入ってくると、私はすぐに乗車し、ビジネスクラスのシートへと向かいました。

広々としたビジネスクラスの座席と設備

Whooshのビジネスクラスの座席は、ファーストクラスに次ぐ高いクオリティを誇ります。座席は2-2の配置で、1車両には合計28席が設けられています。これに対してファーストクラスは1-2の配置であり、よりプライベート性が高く、個別の空間が確保されているため、どうしても比較してしまいますが、ビジネスクラスもかなり快適です。

座席は広めに設計されており、革張りのリクライニングシートが備えられています。座席の座り心地は柔らかく、適度なサポート力があるため疲れを感じさせません。リクライニングもスムーズにでき、足元のスペースも十分に広いため、特にリラックスした姿勢で移動ができます。また、各座席にはCタイプのコンセントが設置されており、携帯電話やノートパソコンを充電することができるので、ビジネスマンにとっても非常に便利です。

さらに、荷物フックやフットレストなどの細かな装備も整っており、細部まで乗客の快適さを追求した設計になっていることが感じられました。ファーストクラスと比べると、プライベート性にはやや欠けるものの、十分に広々とした空間で快適な時間を過ごすことができます。

車内のサービスと軽食の提供

ビジネスクラスの魅力の一つは、充実したサービスと軽食の提供です。座席に着いてしばらくすると、車内スタッフがパンとお菓子、そしてミネラルウォーターを持ってきてくれました。この軽食はファーストクラスと同じ内容で、特に違いはありません。

車両の前後には情報ディスプレイが設置されており、次の停車駅や運行状況がリアルタイムで表示されているので、列車の進行状況を常に確認できて安心です。乗車中は列車の揺れもほとんど感じず、静かな車内で快適に過ごすことができました。夜の時間帯だったため外の景色を楽しむことはできませんでしたが、車内の照明やシートの豪華な内装が落ち着いた雰囲気を醸し出しており、乗客にリラックスしたひとときを提供してくれます。

ファーストクラスとの料金とサービスの比較

ビジネスクラスの料金はRp.450,000(約4,330円)です。これに対して、ファーストクラスの料金はRp.600,000(約5,770円)で、差額は約1,400円です。この価格差をどう捉えるかですが、ファーストクラスは1-2の座席配置で、1人席もあるので1人で利用する場合やよりプライベートな空間を求める人に向いています。一方、ビジネスクラスは2-2の座席配置で、隣に他の乗客が座る可能性がありますが、家族や友人と一緒に乗車する場合にはむしろ快適であり、広々とした空間が確保されています。

短時間の移動であれば、ビジネスクラスでも十分な快適さが提供されているため、コストパフォーマンスを重視する方にはビジネスクラスが非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。隣に他の乗客が座るかどうかが気になる方は、ファーストクラスの1人掛け座席が安心かもしれませんが、全体的にビジネスクラスでもリラックスして過ごせる環境が整っています。

あっという間の移動!Whooshのスピードに驚き

夜間の乗車だったため、外の景色を楽しむことはできませんでしたが、それでもWhooshの圧倒的なスピードには驚かされました。パダララン駅からハリム駅までの移動時間はわずか30分。30分という短い時間にもかかわらず、その間にリクライニングシートでリラックスし、軽食を楽しみながら快適な時間を過ごすことができました。もっとゆっくりと乗っていたいと感じるほど、移動時間があっという間に過ぎ去ったのが印象的でした。

日本の新幹線に近い快適さを感じるWhooshは、インドネシアの新しい交通手段として確実に成長していると感じました。特にビジネスクラスは、ファーストクラスほどの豪華さはないものの、短時間で快適に移動したい方にとって非常に満足できる選択肢だと思います。

まとめ:ビジネスクラスとファーストクラスの違い

Whooshのビジネスクラスは、価格帯とサービスのバランスが取れた非常に魅力的なクラスです。ファーストクラスに比べてプライベート性には欠けますが、それでも座席の広さや快適さは十分であり、特に短時間の移動には最適です。隣に他の乗客が座る可能性がある点を除けば、快適な座席、リクライニングシート、充実した設備、そして軽食の提供といったサービスが整っており、ビジネスクラスでも満足のいく体験ができました。

ファーストクラスはより高級感を求める方やプライベートな空間が必要な方におすすめですが、料金差を考慮すると、ビジネスクラスも非常に魅力的な選択肢と言えます。どちらを選んでも、Whooshでの移動はインドネシアの高速鉄道の未来を実感できる素晴らしい体験となるでしょう。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。