インドネシアでのコロナ感染による死者数は、連日１千人を超える方が亡くなっていて世界最悪の状態が続いています。実際の死者数は公表の数よりもさらに多いとの話もあります。累計死者数も8月21日時点で125,342人となり、危機的な状況は脱してはいません。
インドネシアでの8月12日から19日までの感染死亡者数は、8,943人で、前週の8月4日から11日の11,562人と比較すると23％減少しているのにも関わらず、世界最悪の状態が続いています。
インドネシアでは感染しても病院に入らず自宅で療養している間に症状が悪化して、亡くなる人が多くいるようです。
既存の病院だけでは病床が足りないので、医師や看護師が常駐する臨時の隔離施設の設置をしていますが、間に合っていないようです。
医療用の酸素も買えない、咳止めや下熱剤などの薬も高値となっていて症状を改善できずに悪化してしまっています。
インドネシア政府はとにかくワクチン接種を早めて、集団免疫を獲得することで感染を抑えようと躍起です。都市間の移動や市場や商業施設への入場の際にワクチン接種証明書の提示を義務化して接種を進めています。
政府が掲げたワクチン接種目標にジャカルタ特別州は100％を超えており、バリ州でも90％を超えてきました。ワクチン接種しないと働くことも買い物に行くことも出来ないため、接種を受けるしかないという状況です。
一方で地方には、ワクチン接種がまだまだ届いていないのが見て取れます。
インドネシア医師会は政府に対して、ワクチン接種の数を増やすだけでなく、治療薬の普及や感染した人を治療する面での政策や資金投入を要請しました。ワクチン接種をして予防する事も大切であるが、医療用酸素や医療機器、病床や人材の確保などを積極的に行って死亡率を下げる事が大事であると訴えました。
PB IDI Minta Pemerintah Perhatikan Kesembuhan Pasien、Tak Hanya Genjot Vaksinasi Covid-19