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ジョグジャカルタ駅周辺を歩く!古都の魅力を再発見

ジョグジャカルタは、インドネシアの中でも特に歴史と文化が色濃く残る都市であり、多くの旅行者にとって必訪の地です。今回の旅では、ボロブドゥールやプランバナンといった有名な遺跡群を訪れるのではなく、ジョグジャカルタ駅周辺の街並みをじっくりと探索することを目的にしています。このエリアは、古都の趣を感じさせる一方で、活気に満ちた現代的な側面も持ち合わせており、新旧の魅力が交錯する場所です。歴史的な建物や賑やかな通り、美味しい地元料理に触れながら、ジョグジャカルタの真の姿を再発見する旅が始まります。

駅前ホテル

まず、宿泊先に選んだのはジョグジャカルタ駅の目の前に位置するアバディホテル。駅からわずか数歩で到着するこのホテルは、交通の便が非常に良く、観光にも大変便利です。

ホテルに到着し、チェックインを済ませると、まず目に入ったのはその趣のあるインテリアでした。アバディホテルは少々古びた外観ではありますが、内装にはジョグジャカルタの歴史や文化を感じさせる工夫が随所に見られます。

部屋に入ると、大きなベッドが置かれた広々とした空間が広がり、窓からはジョグジャカルタ駅の全景が見渡せました。この風景を眺めながら、ここを拠点にジョグジャカルタの魅力を余すところなく探索できるという期待が膨らみます。

この日の朝、私はマカッサルから早朝のフライトで移動してきたため、部屋で少し休息を取ることにしました。涼しくなる夕方からの散策を予定し、ゆっくりとリラックスした時間を過ごしました。ジョグジャカルタは日中の気温が高いので、夕方に外出することにしました。

地元の生活とアートに触れる

夕方、少し涼しくなった頃、ホテルの周辺を散策することにしました。アバディホテルの裏手には、地元の人々の日常生活が垣間見えるエリアが広がっています。

南側の小路を歩くと、車が入れないような細い道が続き、道沿いの壁にはジョグジャカルタ特有のストリートアートが描かれています。この地域のアートは、単なる装飾ではなく、地元の文化や社会問題を反映したメッセージ性の強い作品が多いのが特徴です。

歩いていると、地元の小さな商店や家庭料理を提供するワルン(屋台)を見かけました。旅行者が訪れることの少ないこのエリアでは、ジョグジャカルタの素顔を感じることができます。ジョグジャカルタが持つ独特の温かさと活気を肌で感じることができました。

マリオボロ通りの賑わい

次に訪れたのは、ジョグジャカルタの中心に位置するマリオボロ通り。この通りは、市内でも最も活気に満ちた場所の一つであり、多くの観光客や地元の人々で賑わっています。マリオボロ通りは、北のトゥグ駅から南の「ゼロキロメートル」交差点まで約1kmにわたり、様々なショップやレストランが軒を連ねています。

ショッピングと観光の楽しみ

マリオボロ通りを歩くと、すぐに色とりどりのバティック製品や手作りの工芸品が目に飛び込んできます。バティックは、インドネシアの伝統的な染色技法を用いた布製品で、独特の模様と色彩が魅力です。通り沿いには、これらのバティック製品を扱うショップや露店が立ち並んでおり、観光客は交渉を楽しみながらお土産を購入することができます。また、手作りのアクセサリーやアート作品など、他では見つけられないユニークなアイテムも数多く見つかります。

さらに、マリオボロ通りには大規模な商業施設も点在しており、特にブリンハルジョ市場やマリオボロ・モールは訪れる価値があります。

ブリンハルジョ市場では、地元の特産品や食材が手に入り、市場の活気ある雰囲気を楽しむことができます。マリオボロ・モールでは、最新のファッションアイテムや電子機器が揃い、現代的なショッピング体験が楽しめます。

マリオボロ通りは、ショッピングだけでなく、地元の食文化を味わう場所としても非常に魅力的です。通り沿いには様々なレストランやカフェがあり、昼夜問わず美味しいインドネシア料理を楽しむことができます。夜になると、通りには屋台が並び、ナシゴレンやサテなどの地元料理を手軽に味わえるのが嬉しいポイントです。

特に、マリオボロ通りの夜は、ストリートミュージシャンやパフォーマーたちが通りを彩り、活気あるナイトライフが展開されます。観光客は音楽やパフォーマンスを楽しみながら、夜のジョグジャカルタを満喫することができます。この賑やかな雰囲気は、ジョグジャカルタならではの魅力と言えるでしょう。

ジョグジャカルタの街並みとトゥグ駅の夕景

マリオボロ通りを存分に楽しんだ後、再びジョグジャカルタ駅周辺に戻り、夕暮れ時のトゥグ駅を訪れることにしました。この駅は、ジョグジャカルタの歴史を感じさせるクラシックな建築が特徴で、夕日が沈む時間帯には、その美しさが一層際立ちます。オレンジ色に染まった空の下、列車が行き交う風景は、どこか懐かしさを感じさせる光景です。

ゆっくりと動き出す列車を眺めながら、古都ジョグジャカルタの時間が静かに流れているのを感じました。特に夕暮れ時のトゥグ駅は、街の喧騒から一瞬離れて心を落ち着ける場所として最適です。この日の旅を振り返りながら、ジョグジャカルタが持つ独特の魅力に再び心を惹かれた一日となりました。

ジョグジャカルタの街並みは、歴史と現代が融合した独特の雰囲気を持っており、訪れる度に新たな発見があります。今回の旅では、観光地だけでなく、地元の人々の日常や文化にも触れることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。